プラム薬局

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ぷらむん通信

ぷらむん通信ではお薬やヘルスケアに関する身近な話題をお届けするWEBマガジンです。
年4回の発行を予定しています。

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北海道もまもなく夏本番。BBQや旅行、海水浴、野外フェスなど、夏を満喫するために いろいろな計画を立てているという人も多いでしょう。ですが、夏場のレジャーに欠かせ ないのが熱中症対策。特に長時間の外出を予定している方は注意が必要です。

〜 熱中症とは? 〜

熱中症とは、室温や気温が高い中での作業や運動により、体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れ、体温の調節機能が動かなくなり、体温上昇、めまい、体のだるさ、ひどいときにはけいれんや意識の異常など、様々な症状をおこす病気です。 運動時だけでなく、家の中でじっとしていても室温や湿度が高いために、熱中症になって しまうケースもありますので注意が必要です。

〜 熱中症の分類と対処法 〜

自分で水が飲めない、脱力感やだるさが強く、動けない、意識がおかしい、全身のけいれんがあるなどの症状を発見された方は、すぐに救急車を呼んでください。

〜 熱中症予防のポイント 〜

屋外では直射日光を避け、屋内はエアコン・扇風機を活用

屋外では、日陰を選んで歩いたり、日傘や帽子を使って直射日光を避けましょう。屋内の 熱中症対策はエアコンや扇風機の活用が大切。すだれやカーテンで室温が上がらない工夫 も効果的です。

服装を工夫!

汗を吸収してくれる吸水性に優れた素材の服や下着を選びましょう。また、えり元はなるべく緩めて、熱気や汗がでていきやすいように通気しましょう。

のどが渇いていなくても水分補給!

暑い日には、知らず知らずのうちに汗をかいているので、のどが渇いていなくても、こまめに水分を補給することが大事です。たくさん汗をかいたときには、スポーツドリンクや 塩あめなどで水分とともに塩分も補給しましょう。なお、アルコールは尿の量を増やし体内の水分を排出してしまうため、ビールなどで水分の補給はしてはいけません!!

急に暑くなる日に注意!

北海道には少ないですが、梅雨の合間に突然気温が上がった日など、体がまだ暑さに慣れていない時は熱中症が起こりやすくなります。

暑さに耐えられる体づくりを!

日頃からウォーキングなどで、汗をかく習慣を身につけておくこと、夏の暑さにも対抗しやすくなり、熱中症にもなりにくくなります。

体調をしっかり管理

熱中症の発生には、その日の体調が影響します。前の晩に深酒をしたり、朝食を抜いたりした状態で長時間の外出は避けましょう。風邪などで発熱している人、下痢などの脱水症状の人、小さい子どもや高齢者、肥満の人、心肺機能や腎機能が低下している人などは熱 中症を起こしやすいので、暑い場所での運動や作業を考慮する必要があります。

〜 小さい子どもや高齢者への熱中症の注意 〜

子どもの熱中症

・体温調節機能が未熟なため、熱中症にかかりやすいです
・頭や顔が地面に近く、照り返しによって高い温度にさらされます
・汗腺などが未熟です

保護者の方へ

お子さんの様子を十分に観察しましょう! 遊びの最中には、水分補給や休憩を! 外出時の服装に注意し、帽子も忘れずに! 日頃から栄養バランスのとれた食事や運動、遊びを通して暑さに負けない体づくりを実践しましょう!

高齢者の熱中症

・体温を下げるための体の反応が弱くなっています
・厚さを感じにくく、自覚がないのに熱中症になる危険があります
・汗をかきにくいです

高齢者の家族の方へ

のどの渇きを強く感じないため、水分不足になりがちです。 のどが渇いていなくても早め早めの水分補給をしましょう。 周りの方が適切に室内の温度を調節しましょう。

〜 気象庁の「高温注意情報」や環境省の「暑さ指数」の情報を活用しましょう 〜

気象庁では熱中症の予防にも活用できる「高温注意情報」を発表しています。
全国841地点で、気温や湿度、日射などからの熱についても取り入れた「暑さ指数」を示し、その値によって『危険』『厳重警戒』『警戒』『注意』『ほぼ安全』という5段階で、熱中症の注意喚起を行っています。
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